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平屋建て
2022年08月17日
皆さま、こんにちわ
先日、今年初の梨をいただきましたよ!
二十世紀梨ではないらしいですが、それに近いおいしさでした。
秋はおいしいものがたくさんあるので楽しみですね
さて本日は、平屋についてお話ししようと思います。
平屋とは階段がなく、1階部分のみの建物のことです。
昔ながらの日本家屋にも多く見られ、そのイメージがある方もいらっしゃるかもしれません。
最近はデザイン等にこだわりがある方や、将来のことを考えて平屋を建てる方も増えてきているそうです。
平屋にするメリットはたくさんありますが、同じようにデメリットもあります。
どんなライフスタイルなら平屋にぴったりなのかメリット・デメリットを通して考えてみましょう
*****メリット*****
・バリアフリーを実現できる
年を取ると、階段の上り下りが面倒になりますよね。
また、転倒や落下すると危険なので、2階がほぼ物置状態になってしまうことも…。
平屋であれば階段もなく、バリアフリー構造にしやすいため、暮らしの安全性につながります。
・コミュニケーションがとりやすい
同じフロア内に全ての生活スペースがおさまるため、自然と家族が顔を合わせる機会が増えます。
顔を見れば会話も増え、コミュニケーションがとりやすくなるでしょう。
・建物構造が安定しやすい
地震が多く発生する日本では耐震対策は必須ですよね。
重量が重いほど、自身が派生した際には揺れが大きくなるので
2階部分の重さがない平屋建ては比較的地震に強いといえるでしょう。
・メンテナンスしやすい
新築が完成した後も定期的にメンテナンスは必要になります。
例えば外壁を直す場合、2階建てのおうちは足場を組む必要があり、その分費用がかさみます。
また、普段のお掃除でも階段の上下がないとずいぶん楽になりそうです
*****デメリット*****
・広い敷地が必要になる
同じ延床面積のおうちを建てる場合、2階建てのおうちよりも平屋建ての方が建築面積(※1)は広くなりますよね。
(※1 建築面積・・・建物を真上から見た面積のこと)
大体の土地には建蔽率(※2)というものが設定されているので、広い土地なら気にしなくてもいいですが、
狭い土地にギリギリ建てたい方は注意が必要です。
(※2 建蔽率・・・その土地にどれだけの面積の建物を建てられるかの指標の一つ
こちらの記事で詳しく説明しているので見てみてください↓↓↓
建蔽率と容積率(ブログ) - 建築 設計事務所「和架」(鳥取県鳥取市) (waka-hms.com)
・坪単価が高くなりやすい
1坪当たりにかかかる建築費のことを坪単価といいます。
平屋建てと2階建てのおうちを比べると、基礎部分の面積は平屋の方が広くなります。
また、屋根も平屋の方が大きくなるため、その分坪単価が上がってしまいます。
・日当たりや通風が悪くなるケースも
周辺の環境によっては、日差しや風が家の中まで届きにくくなる可能性があります。
おうちの形をコの字型やロの字型にして庭を設けたり、
窓の数を絞りがちな北側に窓を設けたりなど
明るさと風通しを確保するためには工夫が必要になるかもしれません。
・防犯面での不安
平屋に限ったことではないですが、
採光と通風のためにある程度の窓を設ける必要があるため、1階は侵入口になりやすくなります。
高い位置に窓をつける、防犯フィルムを貼るなどの窓の対策のほか、
センサーライトをつける、踏むと音の出る砂利を敷き詰める、人目に付くように高い塀で囲わないなどの
外構部分でも対策ができます。
*****まとめ*****
ということで、平屋建てのおうちのメリット・デメリットについてご紹介しました。
・将来のことを考えて、長く住む家を建てたい
・家族とたくさんコミュニケーションをとりたい(これは皆さまあてはまりますよね)
・定期的なメンテナンス費用を抑えたい
という考えの方は平屋建てのおうちに向いていると思います。
2階建てのおうちも検討してみてもよさそうな方は
・おうちを建てる敷地が狭い(建蔽率が低い)
・建築費を抑えたい
・おうちの中でもご近所でもとにかくプライバシーを重視したい
このような方はぜひとも2階建ても考えてみてください。