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屋根勾配②
2021年08月30日
皆さまこんにちわ
もうすぐ8月も終わってしまいますね
ほんっっっとにあっという間に1カ月が過ぎていきます
前回は
・屋根勾配とは
・屋根材ごとの最低勾配 についてお伝えしました。
(↓↓↓詳しくはこちらの記事をご覧ください↓↓↓
屋根勾配①(ブログ) - 建築 設計事務所「和架」(鳥取県鳥取市) (waka-hms.com))
今回は勾配によるメリット、デメリットをご紹介します。
屋根勾配は、大まかに緩勾配、並勾配、急勾配と分けることができます。
・緩勾配→3寸勾配以下
・急勾配→6寸勾配以上
・並勾配→3寸勾配~6寸勾配 となります。
それではまず、緩勾配のメリット、デメリットからご紹介します。
緩勾配のメリット
・風の影響を受けにくい→台風や突風に対してのダメージも少なくなるため、屋根がはがれにくくなる。
・費用を抑えられる→屋根の面積が少なくなるので、施工にかかる費用を抑えられる。
緩勾配のデメリット
・耐久性が低くなる→ホコリが付着した場合、自然と下に落ちにくくなるので、
そこに雨が降れば屋根材の腐食につながりやすくなる。
・デザイン性が低くなる→地上から屋根を見上げた際、ほとんど屋根が見えなくなる。
外からの景観にこだわる方は、仕上がりをしっかり確認しましょう
次に、急勾配のメリット・デメリットですが、
急勾配のメリット
・耐久性が高い→雨水をすぐ落とせるので、屋根材を湿気やカビから守ることができ、
苔の発生や塗装がはがれるのを防ぐ。
・屋根裏スペースができる→天井から屋根裏までのスペースが広くなるので、
物置などスペースを有効活用できる。
急勾配のデメリット
・耐風性が低い→風の当たる面積が広くなるため、台風や突風のダメージを受けやすくなる。
・費用が高い→屋根材の面積が広くなるので、その分費用がかさむ。
最後に、並勾配のメリット、デメリットですが、
並勾配のメリット
・屋根材の種類が多い→よく使われる勾配なので、屋根材の選択肢が多く、
将来、屋根材を変更したい場合にも対応しやすい。
他にも、急勾配ほどではないですが、並勾配の角度であれば、
屋根に雨水がたまるリスクを抑えられます。
並勾配のデメリット
デメリットはほとんどないと言えますが、
広く採用されている勾配なので、他のおうちと違う雰囲気を出したい方は
他の勾配を選ぶか外壁の色やデザインを相談されてみてはいかがでしょうか?
ということで、2回に分けて屋根勾配についてお話させていただきました。
メリット、デメリットはこちらに載せているものだけではないですが、
すこしでも参考にしていただけたら嬉しいです