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屋根勾配①
2021年08月21日
皆さまこんにちわ
皆さまのお家づくりで大事なポイントってなんですか?
間取りや外観、おうちの性能などなど…たくさんありますよね
今回は外観を決める要素の一つである
「屋根勾配」についてお話ししたいと思います
(長くなりそうなので2回に分けます、お付き合いください)
屋根勾配(やねこうばい)って聞いたことありますか?
屋根の傾きの角度を屋根勾配といいます。
屋根勾配の表し方としては
・寸法勾配(表示方法:X寸 水平方向10寸に対し、高さX寸で値を求めます)
・分数勾配(表示方法:X/10 値の求め方は寸法勾配と同じ)
・角度勾配(3寸勾配なら16.6992°、5寸勾配なら26.5650°と決まった角度があります)
の3つがあります。
一般的には寸法勾配が使われることが多いです。
(角度勾配については、かなり細かい数字になるのであまり使われないようです)
Xの数が大きくなるほど、急な角度の屋根ということになります。
この屋根勾配なんですが、
実は屋根材によってはできない勾配があるんです
屋根材ごとに必要な最低勾配というものが決まっていまして、
代表的な屋根材でいうと、
・金属屋根→1寸勾配以上(1/10以上)
・スレート屋根→3寸勾配以上(3/10以上)
・瓦屋根→4寸勾配以上(4/10以上) となっています。
つまり、3寸勾配の瓦屋根はできない!ということなんですね
(中には低勾配に適した瓦もあるそうですが…)
最低勾配を下回ってしまうと、
雨漏りが起きたり、屋根材にそのものに問題が生じたり…なんてことになりかねません。
使いたい屋根材やイメージする屋根の形にこだわりがあるのであれば、
事前にしっかり確認をとりましょう
さて今回は、
・屋根勾配とは
・屋根材の最低勾配 についてお伝えしましたが、
次回は
・緩勾配、並勾配、急勾配
・それぞれのメリット、デメリット をご紹介します