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照明スイッチ
2022年09月06日
皆さま、こんにちわ
台風11号、すごいですね…。
窓の近くにベッドがあるので、昨夜は音がすごくて何回も目が覚めてしまいました。
本日は照明スイッチの位置についてお話ししたいと思います。
おうちを建てるとき、あまり考えずにつけてしまうと後々、使いづらさに気づいてしまうものの一つです。
施工会社もある程度配慮して設置してくれるとは思いますが、どの位置が使いやすいのかは人によって違います。
平面の間取り図だとなかなか想像しにくいかもしれません…が、事前にしっかりシミュレーションしておきましょう
まったくイメージできない!!という方に考えてみていただきたいのが、次の3つのポイントです
・出入口近くの照明スイッチは、移動距離を考える
・真っ暗になる瞬間をつくらない
・スイッチがいくつかあるなら、順番を同じにしておく
順番に詳しく説明していきますね。
**出入口の照明スイッチは、移動距離を考える**
まずは次の間取り図をご覧ください。
赤、青の矢印が付いていると思いますが、
リビングの照明をつけるスイッチとして、どちらが使いやすいと思いますか?
青→玄関ホールから入ってすぐ左の壁に照明スイッチがあるので、出入りする際に押しやすい位置にあります。
赤→引戸2枚分の距離を移動する必要があります。
照明のオンオフのためだけに移動するのはストレスになる方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?
次に、開き戸の場合を見てみます。
寝室の開き戸近くに照明スイッチを配置するとき、青と赤どちらが使いやすいでしょうか?
赤の位置だとドアを開けた時、ドアの後ろにスイッチが隠れてしまいますよね。
これだといちいち、ドアを閉めてから照明のオンオフをする必要があります。
ということで出入口近くの照明スイッチは、照明オンオフの際の移動距離を考えると、より使いやすい位置になると思います。
続きまして、ポイント2つ目。
**真っ暗になる瞬間をつくらない**
簡単に言うと、いろんなところに照明スイッチがあれば遠くまで動かなくてもすむよね、ということです。
次の図のダイニングとキッチンのスイッチを考えてみましょう。
赤い矢印にダイニングとキッチンの照明スイッチがあるとします。
例えば、外出する際にダイニングの電気を消し忘れてしまっていたら、赤矢印の場所まで戻る必要があります。
そこで、青矢印のところにもダイニング(とキッチン)のスイッチがあれば消しやすいですよね。
このように2ヶ所で、照明のオンオフができるスイッチを3路スイッチといいます。
(3ヶ所以上でオンオフができる、4路スイッチというものもあります)
3路スイッチは廊下の手前と一番奥などでよく使われたりします。
とはいえ、スイッチの数を増やせば費用もかかるので、やたらめったら増やせばいいというものもありません。
「真っ暗になる瞬間をつくらない」ように、
部屋を出るときにその隣のスペースのスイッチが押せる状態にあると動線もスムーズになります。
最後に3つ目のポイントです。
**スイッチがいくつかあるなら、同じ順番にしておく**
このポイントは、なるべくならというものですが、
先ほどと同じ、ダイニングとキッチンの照明スイッチで考えてみます。
赤い矢印に次のような照明スイッチが付いていたとします。
青い矢印には、上の写真のスイッチの換気扇の代わりに廊下を入れたスイッチをつけます。
分かりづらいかもしれませんが、よく見比べてみると
リビング、ダイニング、キッチンの場所が①の写真とは違いますよね。
慣れてしまえば迷わずに押せるかもしれませんが、
次の③のようになっていると、より分かりやすいと思います。
換気扇と廊下が入れ替わっているので全く同じにはなりませんが、
なるべくなら同じ位置にあった方が迷わずにすみますよね。
ということで、照明スイッチの位置を決める際に考えてみていただきたいポイントをご紹介しました。
もちろん、ほかの部屋との兼ね合いや構造上できないこともあるかと思いますので、
「こうしてみたい」「こっちの方が使いやすそう」と思われたら、
まずは施工会社に相談してみてくださいね