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セットバック
2022年04月05日
皆さま、こんにちわ
桜の花も満開になりましたね
私は先日、お友達と散歩しながらお花見をしてきました!
食べたり飲んだりはできなかったものの、桜の美しさに満足しました
ここ数年、お花見をしていなかったので余計に心にしみました・・・。
さて、今回・次回はセットバックについてお話したいと思います。
土地の売買情報の中に「要セットバック」というような文字を目にしたことありませんか?
日常生活の中ではなかなか聞かない単語ですが、
セットバックが必要かどうかという点は、不動産売買では重要なポイントになります
・そもそもセットバックとは?
「セットバック」は家を建てる際に適用される、建築基準法のひとつのルールです。
家を建てるためには、いろいろな基準をクリアしなければなりません。
その中の一つに「接道義務」というものがあります。
これは、「4m幅(地域によっては6m)以上の建築基準法上の道路に2m以上接していなければならない」というものです。
この規定は、万が一のときに緊急車両が通れるようにするため、というとても大事な規定です。
消防車や救急車などの車両が通れなければ、被害が拡大する可能性が高いですからね
ですが、よく考えてみると幅が4mもない道ってたくさんありませんか?
それもそのはず・・・自動車が一般的ではなかった頃は
一間(1.8mくらい)や二間(3.6mくらい)の昔の基準で道を整備していました。
さらに昔から建っているおうちって割と道路ギリギリまで建っていますよね。
行政としては防災上、4m以上確保したいものの、
道路をひろげたいからといって人が住んでいる家をいきなり壊すこともできません。
そこで出てくるのがこのセットバックです
セットバックとは、「道路幅を確保するために境界線を後退させる」ことを指します。
行政は、”幅が狭い道路に接する土地では、新しく建物を建てる(建替含む)際に
セットバックを義務付けることで道路幅を確保していこう”と考えたわけですね
ということで、今回はセットバックとは何かについてご紹介しました。
次回は、
・セットバックの方法
・セットバック部分の土地はどうなるのか?
について、お話しようと思います